ウォークマン iPod 接続時の出力特性


はじめに

 M-01接続時、どの程度の音量になるのか分かりづらいと思いますので、ポータブルプレーヤーとして一般的なウォークマン及びiPodを接続した時の出力特性を紹介します。


出力特性

機種:

  • NW-A106(ソースダイレクト:オン)
  • iPod touch A1574(第6世代)
  • M-01 (Serial No. 0101-0001) 

信号:1kHz 0dB 正弦波

※デジタルデータは0dB以上の録音が出来ない為、0dBが最大信号レベル。

 

グラフの見方

縦軸:出力(mW)

横軸:ボリューム位置

※点は測定ポイントを示す。

 

測定内容

  • プレーヤー単体
  • プレーヤー+M-01 (Gain:Normal)
  • プレーヤー+M-01 (Gain:Low)

R/Lそれぞれ16 / 32 / 300Ωの負荷で出力特性を測定。


測定結果①

  • ウォークマン単体、ボリューム位置 “85”で32Ωのヘッドホンを再生した時のピーク出力は約0.4mW。
  • M-01を接続し(ヘッドホンは同じもの)、ウォークマン単体と同じ音量で再生するためには、M-01のゲインNormal時ではウォークマンのボリューム位置”67”、ゲインLow時では”78”になる。

測定結果②

  • 普段ウォークマンのボリューム位置 “85”で、32Ωのヘッドホンを再生しているが、同じ能率の300Ωのヘッドホンに変えた場合、ウォークマン単体ではボリューム位置”103”が同じ音量で再生出来る位置になる。
  • M-01を追加しゲインNormal時で再生する場合は、ボリューム位置”81”で再生出来る。

測定結果③

  • iPod 単体、ボリューム位置 “11”で32Ωのヘッドホンを再生した時のピーク出力は約0.6mW。
  • M-01を接続し(ヘッドホンは同じもの)、iPod単体と同じ音量で再生するためには、M-01のゲインNormal時ではウォークマンのボリューム位置”8”、ゲインLow時では”10”になる。

測定結果④

  • 普段IPodのボリューム位置 “11”で、32Ωのヘッドホンを再生しているが、同じ能率の300Ωのヘッドホンに変えた場合、iPod単体ではボリューム位置”13~14”が同じ音量で再生出来る位置になる。
  • M-01を追加しゲインNormal時で再生する場合は、ボリューム位置”10~11”で再生出来る。


説明用に使用した測定データはこちらのページ(リンク)からダウンロード可能です。

ご自身のケースに当てはめてご考察いただけましたら幸いです。

 


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