ヘッドホンアンプの効果


 例えばウォークマンやiPodの様に単体でヘッドホンを鳴らせる機器にヘッドホンアンプを接続しても、音質が劣化するだけでメリットが無いのではないかと疑問を持つ方も多いと思います。

 M-01の開発を通じて分かった事、感じた事を説明いたします。

 

 物理的な変化

  • ハイインピーダンスおよび低感度のヘッドホンでも音量が稼げる。
  • ヘッドホンに出力するよりも、ヘッドホンアンプに出力した方が負荷が軽くなるため、同じ音量でもプレーヤーの歪率が低下する。※ヘッドホンアンプとの合算ではM-01の場合は同等から悪化になります。
  • 残留ノイズはヘッドホンアンプを追加した分だけ悪化する。

 感覚的な変化

  • 音質の劣化は感じない。むしろプレーヤーの 負荷 が軽くなるためなのか、M-01の場合、解像度、再生音のメリハリやにじみ、小さい音の表現力、空間表現力が格段に向上する。

 物理的な性能向上はパワーアップ位しかありません。ヘッドホンアンプの場合、離れて聴くというシチュエーションは存在しないため、パワーが上がったところで現状のプレーヤーの音量に不満の無い方にとっては関係無い事です。ハイインピーダンスおよび低感度のヘッドホンで音量が小さく困っている人にはメリットになります。

 ですが、ヘッドホンアンプを追加する事による音質のメリットは非常に大きく、M-01はそのメリットを生かせる様に設計 / 音質チューニングをしています。

 

 具体的には解像度、再生音のメリハリやにじみ、小さい音の表現力、空間表現力が上がります。音色そのものが変化する訳では無いため聴き比べてもあまり変化を感じないかも知れません。ですが聞き込めば間違いなく違いが体感出来、今までよりも長く音楽に浸れる様になると思います。


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