測定用音源の自作方法


はじめに

 オーディオの測定をするためには基準信号が必要です。

アナログ入力のアンプ等は、オシレーターやファンクションジェネレーターで信号を出力しますが、DAP等のデジタル機器は信号を録音した音声ファイルが必要です。ここでは音声ファイルの自作方法を説明します。

 

 まずはリンク先 ” テスト信号発生ソフト WaveGene (efu.jp.net) " にアクセスし、感謝して ” WG150.ZIP "をダウンロードし、解凍後フォルダを使いやすい場所に配置してください(インストール不要です)。


WGの操作方法

 解凍したフォルダを開き WG.EXE をダブルクリックします。

  • 測定用の信号は、図の赤丸部の設定を調整し目的の信号を作ります。
  • 特性測定用の信号はサイン波です。
  • 出力特性測定用の周波数は通常1kHzですが、DMMの仕様で1kHzの測定が出来ない場合は、測定出来る周波数で信号を作ります。スイープのチェックを外すと一定の周波数になります。
  • 右にdBと書かれた欄は信号レベルです。デジタル信号は0dBが最大レベルです。DAPの出力特性を測定する時は0dBで作ります。アンプの入出力特性を測定する時は何dBでも構いません(入力レベルを測定するので)。
  • 図は周波数特性の測定で使ったサンプル音源 sweep_4-24kHz.WAV を作った時の設定です。
    DMMの仕様で、AC電圧と周波数が同時測定出来ない場合は、周波数別の信号データを10~15個作り、個別に測定し測定します(アンプは個別に測定する方が一般的)。
  • 周波数特性用の信号レベルは何dBでも構いません。
  • 上の赤丸部を見てください。180秒、48000、16、Stereoになってます。意味は16bit 48kHz ステレオで3分間の信号を作る設定になります。図の場合、4~24000Hzを3分間でスイープさせた信号になります。
  • ▷は再生ボタンです。PCがファンクションジェネレーター代わりになるので、アンプの測定時は直接再生で測定できます。
  • 上の赤丸左端の⤵ボタンがファイル作成実行ボタンです。


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