オーディオ計測の場合、ヘッドホン・イヤホンのインピーダンスと同じ値の抵抗です。
使い方は、出力端子の + ~ ー 間に抵抗を接続します。
抵抗は定格電力を超えない様にしなければなりません。実用最大出力の2倍位は必要です。※実用最大出力は歪率10%時の出力なので、実用でない最大出力はもっと大きいため。
ヘッドホンアンプの場合出力が低いので、写真のような簡単なもので十分です。
測定は、Rch.:赤丸~黒丸、Lch.:青丸~黒丸にテスターをあて交流電圧を測定します。
写真は抵抗を2個つなぎ16Ωジャストに調整していますが、値の近い抵抗1本でも構いません(負荷の精度は測定の目的による)。
ヘッドホン出力の場合は、ご自身が興味のあるヘッドホンのインピーダンス付近にすれば良いと思います。
DAP~アンプ間の測定の場合は、アンプの入力インピーダンス付近に合わせます(例:10kΩ)。
以上より、ある程度正しい負荷を使わないと測定が無駄になります。※16Ω負荷に対して15Ωの抵抗、32Ω負荷に対して33Ωの抵抗の使用は、実用上大差無いと感じています。
負荷を重くし過ぎる(低い値の抵抗を使用する)と電流が多く流れ、発熱によりアンプが破損する場合があります。
メーカー想定外の使い方は原則止めましょう。どうしても必要な場合は、アンプの温度と消費電流の監視は必須です。