音声信号とは交流電圧の事です。単位はボルト(V)ですが、交流電圧の表現方法は種類が有り、通常使われているのは Vrms(実効電圧)になります。
Vrms(実効電圧)とは、直流にしたら何Vと同じ電圧と換算された値になり、電力の計算等もこの値で計算します。
図は+1.41~-1.41Vの正弦波信号ですが、±1.41Vで変動している波形が測定電圧、対して実効電圧は赤い部分の1Vrmsになります。Vrmsと計算方法の異なるVmean(平均電圧)というものもあります(値はさほど違いません)。
ほとんどのテスターのACV(交流電圧)モードは、Vrms または Vmean です。
交流電圧は色々な表現方法があるため、Vの次に何か書かれていたら必ず確認する様に習慣付けする事をお勧めします(正弦波の場合、1Vrmsと1Vp-pは全く違う電圧になります)。
ちなみに同じ交流電圧でも、電源用に使うものは電源電圧、不要なものはノイズと表現します。